思いがけぬ分会長
遅刻の間に決められた

大工 片見学
 20数年前、組合に加入して3〜4年の頃、私は清瀬久留米支部でも一番大きな野幸分会に所属していました。支部事務所の近くにある居酒屋で、新年会が行なわれ、私は仕事の都合で30分遅れて出席しました。
 会費を払い、席に着いたとたん「来年の分会長は片見さん、書記長は角田さん(故人)に決定しましたのでよろしくお願いします」といわれ、何がなんだかわからぬまま、「分会長などとてもできそうにない」と断ったのですが、みんなで決めたことだからというのです。
 30分遅刻して当人がいない間に決めてしまうなど、今では考えられない役員の決め方をしていました。
 結局、押し切られ分会長になりました。当時は町場で働く仲間が多かったので、拡大もすすみ、仲間から分会センターを借りたり、また一泊旅行もしたりして活気のある中で、4年間分会長をつとめました。
 そんな野幸分会も、11年前には300人の分会となり二つに分割、野幸分会と青空分会となりましたが、仲間のつながりもあり、苦労したものです。昨年11月、私の所属する青空分会も10周年を迎えることができました。
 青空分会には06年度の分会四役を決めるのに、私もオルグに入り、何度も会合を持ちながら、4月から居住地に戻る人が書記長、財政部長を引き受けてくれました。
 ホッとしながらも、20数年前の、あの当時のことが思い出されます。
 この居住地再編の3ヵ年計画をぜひ成功させたいと願っています。
(清瀬久留米)