誤診で盲腸が悪化
40日もの闘病生活送る

土木・吉田司
 私が東京土建に加入して間もない頃、現場で急にお腹が痛くなり、さっそく近くの病院へ行き見てもらいました。
 医師は「ただの食あたりではないか」と簡単な診察のあと飲み薬をもらいましたが、痛みは止まりません。仕事仲間に病状のことを話したら「盲腸ではないか」と言う。次の日に医師に話したら、盲腸ではないと言ってから、続けて「ガンの初期の疑いがあり、しばらく様子を見る」ということになりました。
 だんだん食欲もおち、便秘になってお腹はバンバンに張り、苦しい日が続きました。バリュウムを飲み、全身のレントゲンを撮るなどの検査をした結果、ガンではないことがわかり、医師はあわてて大きな病院への紹介を書いて渡しました。
 病院に着くとすぐに手術となり、無事に手術は成功しましたが、患者の病状を理解せず医師の誤診で盲腸を悪化させてしまったのでした。結果として40日という長い闘病生活を送るとなりました。
 この間の家族の生活は、医療費10割給付の土建国保と傷病手当金、組合共済の給付を受けて家族だけではなく会社も助かりました。まさに東京土建様々です。こうして組合に土建国保とセット加入していて大変助かりました。一生忘れることはできません。
 このことを支部機関紙「きたたま」の1面に写真入で紹介されました。こうしたことも初めてのことでした。
 いま、秋の拡大月間中、仕事のトラブルや不払い、アスベスト問題、税金や健康保険、各種共済など充実した制度を持つ東京土建。多くの仲間を組合に迎えたいものです。
(府中国立)