若者から高齢者まで
将来見据えた政策に重点
【北・電工・栗木末蔵通信員】今回の都議選で望むことは一つ、税金のムダ使いをやめてほしいということである。豊洲市場問題にしろ、東京オリンピック関連の費用にしろ、我々の思いとは別に税金が使われているように思える。しっかりとしたビジョンを持ち、今後のことを見据えた税金の使い方をしてほしいということである。年々高齢化が進む現状を踏まえて、高齢者が安心して暮らせる東京都にすることを重点において税金を使ってほしい。
また、若い人にとっては、非正規雇用が多い世の中で、正規雇用がもっと多くなるような政策を導入し、子どもの教育、待機児童の減少化、保育所の増設、30人学級の実現などにもぜひ力を入れてほしい。
今後の都議さんに望むことは、人気に頼ってやる政治ではなく、若い人も高齢者もともに安心して暮らせる東京都にもっていってほしいということである。
視察船に20億円
どうする税金の使い方
【江東・ハウスクリーニング・油屋正孝通信員】僕の望むことはどの政党、会派にしても、税金の使い方をしっかり見守ってほしい。豊洲の問題、議員の海外視察、東京港の視察船の建造、オリンピックに湯水のように税金を使い、いかにも自分たちのお金のような感覚しかない。彼らの心情がはかり知れない。
東京湾視察船を35年ぶりに建造するとの発表をテレビで知った。イタリアの船会社に発注したそうだが、なぜ日本の造船会社に発注しないのか。船本体はまだまだ直せば使える。内装などはリフォームすればまだまだ十分使えるのに、20億円もかけて新しく建造する必要があるのか。
都民の税金を正しい方向に使ってくれる、政党、会派の議員に1票を託したい。
保育・教育を充実
安心して暮せる老後に
【豊島・主婦・相良眞理通信員】私は1回も棄権したことはありません。長男の出産時は衆議院選挙投票日の前日に退院し、無事投票することができました。ですから、組合員、家族の皆さんには投票に行ってほしいと思っています。私は今年の10月で70歳になります。やっとシルバーパスを利用できるようになり、楽しみにしています。
保育園の増設や小学校の30人学級、給食費の無償化なども進めてほしい。
戦後に生まれた団塊の世代の私たちも高齢者になりました。老後を安心して暮らしていきたいと願っています。
子孫のための一票を
問題の先送りは許されない
【目黒・大工・佐藤義光通信員】都議選に何を望むべきであろう。今の言いたいことは多々あるが、悲しいことにこの日本の将来に希望がもてないことが残念である。
むずかしいことはわからないが、多くの人々は安心、安全な生活ですらままならない。
消費税、憲法9条、沖縄基地、原発、いろいろな問題があるが、私たちの子孫に問題の先送りがされている。
私たちの常識は、国の常識とかけ離れている。そのことに一石を投じる都議会の議員ですら、何を考えてこの国の未来を語っているのか疑問である。今一度見直す時期に来ているのではないか。
自分のための一票ではなく、未来の子孫のための一票であってほしい。
考えているのか
選挙前に激しく鞍替え
【日野・空調・西村滋雄通信員】都議選を前にして人の移動の激しいこと、激しいこと。自民党から、民進党から都民ファーストの会へと。草木もなびくという感じですね。
考え方、進む方向性、それら諸々のことで意見の食い違いがあったのでしょうか。そしてまた、その場で意見をたたかわせた結果の離脱なのでしょうか。私には見ててそうは思えないのです。
都民ファーストという金メダルをめざして、川の流れに乗り遅れまいとして、ただただ元の場所を離れているにすぎないと思えるのです。そんな人たちを私はやはり信用できません。
三多摩と23区の格差問題、離島の活性化、保育所及び「保育所落ちた」子どもたちの対策、豊洲、オリンピック、無電柱化などなど、いっぱい問題を抱えた東京をいかに前に進めていくかを、都民ファーストの会へとなびいた人たちはしっかりと考えているのだろうかと不思議でたまらないのです。
主張や信念はあるか
圧倒的多数で何をする
【江戸川・内装床・遠藤喜世志通信員】まず、豊洲移転反対、築地の再生、保育施設の拡充、土建国保予算確保です。
緑色と白のポスターに、小池都知事と一緒に載っている人物がたくさんいます。自分の主張や信念もなく、当選すればよい人たちです。
都知事は自民党員でしたが、都議会自民党とケンカをしています。元防衛大臣で女性首相の第一候補、そして「日本会議」のメンバーです。そんな人の言う「都民ファースト」なんて信じられません。都議会で圧倒的多数をとったら、何をするか分かりません。
そして自民党と言えば、地域の回覧板まで私物化する古い体質の人たちです。土建の要求を聞き入れてくれて、公平な人たちが組織する党、言わなくてもわかりますね。
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