アスベスト認定に尽力
【本部・高見京子記】じん肺・アスベスト疾患の研究に力を尽くし、建設労働者の労災申請で多くの患者と家族を救って来られた呼吸器系疾患の専門医である海老原勇先生が、5月3日に亡くなられました。73歳でした。
亡くなる前日に診察室で、「東京土建の肺がん患者はほとんどアスベスト疾患で労災請求出来るから、きちんと伝えてくれ」と言われたばかりでした。職業病労災申請の取り組みは海老原先生の研究で国や労働行政まで動かす力となり大きな前進を果たしました。先生の遺志を継いでこれからも被害者の掘り起こしと救済の活動を続けていかなければならないと痛感しています。
先生の功績に敬意を表しご冥福をお祈り致します。
> 記事一覧へ戻る