難しいけれど楽しい
更なる高み目指す女性2人
玉江さん(左)と乗京さん
【建築カレッジ・吉川新吾記】35歳以下の青年組合員が「四方転び踏み台」で技術・技能を競う全建総連「全国青年技能競技大会」は、今年で第33回目。7月23日に多摩職業能力開発センター府中校で行なわれる東京予選に、東京建築カレッジの1年生(第22期生)から2人の女性が出場する予定です。
高いレベルの技量が要求される競技大会に挑戦するのは、玉江マリ子さん(三鷹武蔵野支部)と、乗京(のりきよ)舞子さん(墨田支部)。玉江さんはテーマパークなどの特殊塗装の職人、乗京さんは建築会社の総務部員で、大工仕事は未経験です。
子育てこなしながらの挑戦
さらに2人とも小さい子どもを持つお母さん。カレッジと子育ての両立だけでも大変ですが、準備講習会に参加する一方、カレッジ授業日の放課後にも実習の先生にお願いして図面の読解、墨付けからの特訓を受けています。
「将来、古民家のリフォームを手掛けたい」と話す玉江さんは「取り組めば技量は確実に上がると聞いたので、やれるときにやろうと思った」と言います。乗京さんは入学選考の面接で、「目的意識を持たないと2年間はあっという間に過ぎてしまう」と学校長から言われたことを念頭に、「大工になりたい」という幼い頃からの夢を実現するために思い切って参加することにしたそうです。
東京予選まであと2カ月。
意識の高い先輩たちと一緒に練習しながら、さらなる高みを目指して頑張る2人の奮闘は続きます。皆さん応援をお願いします。東京予選の観覧の問い合わせはカレッジ(Tel:03-5950-1771)まで。