サウンドカーに乗って建設労働者の賃上げを訴える窪田副委員長
「時給が1500円になったら何をしたいか発信してほしいというキャンペーンをやったら、一番の回答は『病院にいきたい』です」とエキタスのメンバーが出発集会の際に話しました。安倍政権の大企業、金持ち優遇の経済政策が続く中、貧困が広がりブラックな働き方が蔓延しています。4月15日、最低賃金引上げを求めるエキタスの呼びかけで、新宿中央公園に1500人(東京土建は135人)が集まり、声をあげました。
集会で、日本労働弁護団の嶋崎弁護士が「最賃を決める際の考慮要素に支払い能力がある。これは国連からもおかしいと指摘されている。支払い能力を問題にしていたら、賃金はあがらない。(中小企業の)税金の減免、社会保険料の免除などいくらでもやりようがある。法改正も含めて皆さんと一緒に取り組みたい」とあいさつしました。
東京土建の仲間たちは、トラックを飾ったサウンドカーを先頭にラップ調のコールを連呼しながらデモ行進。窪田副委員長が「建設産業は高卒3年目でも離職率が50%を超える。これは賃金が年収ベースで他産業より20%も低く、休日もないから。このような劣悪な労働条件の改善を要求する」と訴えました。