免除割引を忘れずに
年金の権利確保へ注意大切
4月から国民年金保険料が230円値上げされ1万6490円に!物価がマイナス0.1%だから年金額は0.1%削減。でも、保険料は大幅値上げだなんて納得できません。これは平成16年の「100年安心」と銘打った年金改悪が原因です。少子高齢化や平均寿命の延びで年金財源が危機だから「保険料水準固定方式」を導入したのです。国会の審議なしに保険料を毎年280円ずつ自動値上げし、平成30年には1万6900円まで引き上げるという内容です。
さて、この高い保険料を少しでも節約したいときには割引制度があります。口座振替にした場合の額を表にしたのでご参照ください。
「こんなに高い保険料は払えないよ!」という人には免除制度があります。国民年金の未納者は200万人。厚生労働省は「未納者の94%は免除の対象者になる」と言っています。
保険料の未納はいけません。年金は自分で保険料の納付状況を確認し、人生のもしもの時や老後に、老齢・障害・遺族年金の権利をしっかり確保するためにも注意を払うことが大切です。「知らなくて損した」ということの無いようにしましょう。割引制度・免除制度など年金については、私たち『社労士ネットの会』にお気軽にご相談ください。
社会保険労務士・社労士ネットの会会長 長谷川陽子