ウレタン樹脂防水施工の硬化剤「MOCA」の曝露について厚労省からの発表があり、日本で使用されているウレタン樹脂防水材の7割に膀胱がんの発症原因があることが分かりました。
厚労省は「MOCA」を取り扱う人へ膀胱がんの健診を呼びかけています。2017年4月からは特殊健診に膀胱がんの検査項目が追加されます。
日本産業衛生学会では経皮吸収による健康障害があるとして、取り扱う際は厚い手袋を使用し手の皮膚から吸収されないよう管理使用する必要があるとしています。防水工事業者のみならず大工など他の業種でも使用することがあるので素手で触らないようにしてください。使い終わった容器及び廃液類は、産業廃棄物としてこぼれ出ることがないよう適正に処理してください。
この仕事による労災認定基準は明確になっていませんが、申請することによって認定基準が確立されます。過去の使用が確認出来る方で労災の相談がある方は、本部労働対策部までご連絡ください。
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