昨年8千件超の事故
1人でも雇えば強制加入
【労働対策部・高見京子記】建設業における労働災害は、東京都内の昨年1年間で8833件発生しており、その内建設業は1057件、死亡者数は56人中建設業が25人と大きな割合を占めています。
建設業で労働者を1人でも雇えば、強制加入となります。必ず労災保険の手続をしましょう。事務委託手続きは支部の事務所で随時出来ますので、早めに支部に相談をしてください。
また労働者と同じように働いている事業主と一人親方は、労災保険に特別加入することができます。細かくランク分けされている給付基礎日額と所得を照らし合わせて適正な日額に加入しましょう。
労災保険は、国保とは違い、治るまでの休業補償や被災者が亡くなった後の遺族補償がしっかり確保できます。給付基礎日額1万円の場合の補償内容をご確認ください。
雇用保険は、31日以上労働者を使う見込みがあり1週間の所定労働時間20時間以上の方は加入手続きが必要です。
労災保険はすべて事業主負担ですが、雇用保険は事業主と労働者の両者で負担しますので保険料の徴収割合をご確認ください。
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