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社保料もきちっと請求

実は獣医をめざしていたと小澤さん

　株式会社明弘（めいこう）は、電気設備工事の設計施工・管理をする従業員4人の事業所で、昨年創立45周年をむかえた歴史ある会社です。
　22歳で立ち上げた代表取締役である小澤恒憲（おざわつねのり）さん（67歳）にお話を伺いました。
　【小沢恒憲さん談】2年前に、被災地仙台に出向いて海水をかぶった下水場のモーターのテスト依頼がありました。結果は完全にダメではないが将来的にはもたないと判断しました。改めて復興の遅れを感じました。
　当時、多摩西部支部では寄付金を集めて復旧ボランティア活動をすすめていて、大変重要な事だと思いました。2年ほどですが分会長を経験しました。支部で職種別に集える名刺交換会が開催され、「仕事を手伝ってほしい」「現場の朝礼で前から知っていました」と声をかけられました。
　「東京土建は仕事関係のつながりがもてる」と広がれば、東京土建に加入する方も増えると思います。

変電所勤めながら資格取得

　小澤さんは、実は獣医をめざしていたそうです。家庭の事情で高校をでて、変電所に勤め勉強をしながら夜学もでて資格もとりました。
　日本電子工学院の非常勤講師も経験し、厳しかったかも知れないが若い子を育ててきたとのことです。会社は1次ですが、社会保険相当分の15％の請求は値引きとは関係なく請求できるとのことです。末端の底上げをしないと業界はもたないといつも考えています。