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県は安倍を見ぬけ
オール沖縄は団結深めよ

高江Ｎ1ゲートで工事阻止のシュプレヒコール

　作業部会での辺野古の兵舎工事承認で安倍政権が陸上工事に続いて、なし崩しに本体工事をするだろうということを沖縄県は見抜いていないとＮ1ゲート前で発言した、うるま市具志川九条の会共同代表の仲宗根勇さんに話を聞きました。仲宗根さんは高江で死に物狂いで抵抗する、辺野古は絶対許さないと発言されましたが、その胸の内には苦渋の思いがあります。
　【仲宗根さん談】オール沖縄に対する批判みたいなものは抑えられていました。私たちもそれはおかしいと思っていても抑えていたのですが、あまりにもひどい状態になっています。今はおそらく、翁長知事は訴訟を一生懸命やったけれども負けたということを口実にし、結局、辺野古を受けいれるという最終シナリオの序章なのです。もう負けの準備です。そうしたことを中央のメディアは知らせていません。

平和への祈り込め
仲間に応え歌でアピール

　Ｎ1ゲート前でちゃるさんと一緒に機動隊員に向けて「地球が回って生んだ種」（作詞・作曲ちゃる）を歌っていた神奈川県座間市から来たＳさんに話を聞きました。
　【Ｓさん談】神奈川から来て一週間になります。すっかりここが家のようになりました。ミュージシャンのちゃるくんが音楽仲間で、彼のフェイスブックでヘリパッド工事の現場で歌っているのを見て泣いてしまい、私も歌いたいと思いました。メッセージが自分にとっても同じ思いだったので、いてもたってもいられず来てしまいました。歌は祈りだと思って歌っているし、思いを届けるために歌っています。歌でないと伝わらないことがたくさんあると思っています。歌の力を信じています。
　神奈川の綾瀬市出身で基地がありました。小さいときから飛行機が本当にうるさくて、すれすれを飛んでいく環境だったので、他人事ではありません。なんのために基地があるのだろうと思っています。母も抗議行動をしていますが一切通じず、夜中まで轟音が続いていたところで育ったので、基地は必要ないと感じています。