運動で情勢切開く
70年の歴史と伝統学び
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人見大委員長
東京土建の仲間の皆さん、ご家族の皆さん、新年明けましておめでとうございます。常日頃から組合活動へのご協力に感謝申し上げます。昨年中は社会保険未加入対策や就業実態調査に取り組みながらの組織拡大運動を推進してきました。年末までの奮闘によって増勢への足掛かりをつくってきました。仕事と暮らしが厳しさを増す中で建設従事者にとって組合が頼りになる砦となるように、強く大きくしていくことが何より大切です。
賃金はまだまだ上がっていない、劣悪な現場環境も改善に至っていません。大事故で命を落とす仲間、アスベストの被害に苦しみ亡くなる仲間、建設産業が抱えるさまざまな問題の解決に、力を合わせて邁進しましょう。街のリフォームの仕事にも大手の参入が激しさを増しています。地域にうって出て住宅相談活動を展開し、しっかり受注できる支援を組合としても力を入れていきます。
年金給付や高齢期の医療保険などが次つぎ改悪されています。オスプレイが沖縄の海に墜落しました。災害の多発、そんな中での原発再稼働、戦後日本が育んできた社会の安全や平和が音を立てて崩れているようです。
今年もさまざまな困難や激動が予想されますが、仲間が一丸となって立ち向かっていけば新しい展望は切り開けるものと確信しています。
今年は東京土建結成70年です。1月15日が結成大会の日ですが、この日に記念式典を開き、11月には大きなイベントを催します。先輩たちが築いてきた歴史と伝統に学び、今日の状況にふさわしい運動と組織に育てていくことに全力挙げる決意です。