建設業ではたらく仲間をサポート

　11月19日、エデュカス東京会議室で「これでいいのか2020東京オリンピック」と題する講演と討論が行なわれました。この企画は2020オリ・パラを考える都民の会と第11回東京地方自治研究集会実行委員会が主催したもの。73人（東京土建から17人）が参加しました。
　日本ウェルネススポーツ大学の佐伯年詩雄教授が講演、身体、意志と精神の調和した全人格的な生き方の哲学やスポーツと文化、教育の融合による創造的な生き方の探求などのオリンピズムの根本原則が東京大会を含む現代オリンピックでは、政治的パワーゲーム、メダル争奪に象徴される勝利至上主義、コマーシャリズムによって歪められ、失われてきていることを鋭く批判しました。
　参加者からは、役所や教育現場では五輪準備で通常業務に支障をきたす恐れのある問題などが報告されました。また東京土建の窪田直彦副委員長が五輪関連施設での聞き取り調査に基づく建設労働者の低賃金の実態などを説明し、共感を得ました。