危険な駆けつけ警護
自衛隊は紛争地へ行くな
9条を大切にと語るロリー・ファニングさん
「いよいよ明日、自衛隊が派兵されようとしています。青森の集会も寒くて小雨が降る中でした。戦前に向かってひた走る日本。私たちの力でなんとしてでも止めましょう」主催者代表の声が響きます。
11月19日、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催の「国会議員会館前行動」が開催され、3800人(東京土建101人)の参加者で沿道が埋め尽くされました。この集会が始まる前にはPKO派遣隊約350人の壮行式が青森駐屯地で開かれており、そのうち130人が20日に派遣されていく情勢のもとで、怒りと緊張がはしる集会となりました。
小池晃参院議員(共産)は「南スーダンは内戦状態です。自衛隊が駆けつけ警護をするなどとんでもない」。又市征治参院議員(社民)は「PKO5原則が守られていない、そもそも撤退しなければいけない」。初鹿明博衆院議員(民進)は「政府は『紛争』ではなく『衝突』だといっている。ふざけるんじゃない」と怒り、野党が市民と共闘していくと改めて確認されました。
米国の退役軍人らによる「ベテランズ・フォー・ピース」から元陸軍のロリー・ファニングさんは自らがアフガニスタンへ派遣された際の悲惨な出来事を振り返り、誤った戦争だったと述べ「日本の9条は世界中の『9』を集めても、もっと大切です。それが壊されている気がします。これからも大事にして世界平和のためにリーダーシップをとってほしい」と語りました。
「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの青木初子さんは「10月18日、大阪の機動隊が『土人・支那人』発言をした。安倍政権の米軍基地建設の強行、沖縄つぶしの表れです。共に戦争ストップの闘いをしましょう」と訴えました。