220人の参加で会場は満員
【本部・徳森岳男記】5月29日、文京区の区民センターでマイナンバースタートから半年を検証する集会を3団体(マイナンバー反対連絡会・共通番号いらないネット・マイナンバー違憲訴訟)で開催し10団体220人が参加しました。
パート1では、「マイナンバー社会の行き着く先」として青木理さん×田島康彦さんの対談がありました。国家の治安を優先した盗聴法・特定秘密保護法・マイナンバーによる国民監視とともに共謀罪も視野に入っているなかで、マスコミは分断され、報道の良心は委縮しつつあるが、がんばっている編集者・記者・プロデューサーはたくさんおり、よい番組だったと思ったらツイッターやFAXなどで応援も必要。大事な国民の個人情報は一部大企業や国に独占させてはいけない。そのためにはマイナンバーについてもっと市民に本当の姿を知らせていく必要があることを共有しました。
パート2では、「運用半年を問う」として5つの団体から状況報告を受けました。その中で共通番号いらないネットからは、カード発行状況やJ―LISのトラブル、マイナンバー提示要請の状況、マイナンバー制度利用の状況、今後の動向と課題について報告がありました。
集会は最後に集会決議としてマイナンバー・カードの性急な交付の停止、利用拡大のとりやめ、マイナンバー制度の見直しを国に強く求めるとともに、マイナンバー記入やカード所持の強要を許さず、制度の廃止めざしてさらに運動を広げていく決議を採択して終了しました。