就労実態や人材育成でパネルディスカッション
「ひとりひとりが輝ける建設現場を」。3月2日、全建総連東京都連合会(以下都連)は星陵会館で「建設産業の未来を見つめるシンポジウム」を開催しました。
まず、伊東都連委員長から主催者あいさつを受け、来賓あいさつを全建総連の松岡賃対部長と都議会各会派(自民、公明、共産、民主、維新)の代表から受けました。
記念講演を日本建設躯体工事業団体連合会の天本事務局長が行ない、「社会保険加入が進まないのは、ゼネコン経由で出されている法定福利費が労働者に支払われていないからであり、行政も指導していない。業者・労働者の保険料よこせの声も一体になっていなかった。行動を起そう、団結して解決しよう」と呼びかけました。
基調報告として、宮本都連書記長から、「設計労務単価が4年連続で引き上げられても現場労働者に行き渡らず、大手ゼネコンと大手企業ばかりが儲けている。自ら行動して、他産業並みの賃金を確保し、建設産業の未来をつくろう」と訴えがありました。
メインのパネルディスカッションは、給排水設備職の風戸さん、建築金物取付職の横島さん、工務店事業主の菊地さん、塗装業事業主の高本さんの4人が、就労実態や人材育成などの状況について報告・意見交換しました。(司会は長谷部都連書記次長)
全体の参加者は255人(東京土建103人)でした。