全国の先頭に立つ奮闘
勝野圭司全建総連書記長
東京土建の皆さんに、日ごろより全建総連の諸運動に対し、全国をけん引する取り組みを進めていただいていることをお礼申し上げます。
全建総連は若者、担い手の確保、育成の取り組みを進めてきました。その第一は何といっても賃金・単価の引き上げの運動と社会保険未加入対策の取り組みです。ふたつ目はリフォーム市場における仕事確保の課題です。全建総連は全建総連リフォーム協会を立ち上げました。すでに東京土建の皆さんはリカコの国土交通省登録を済ませており、全建総連よりも一歩進んだ取り組みを進めています。3点目には、アスベストの取り組みです。大阪・京都での勝利判決はまさしく東京・福岡の原告の皆さん、弁護団の皆さん、そして、東京土建をはじめ支援組合のたいへん粘り強い運動の地平にあります。
昨年末61万の組織人員を確保することができました。2年連続の年間実増です。これも東京土建のみなさんの日日のご奮闘によるところです。春の拡大に向けて全国の先頭になって、ご奮闘いただけることをご祈念申し上げます。
建設業界けん引を
伊東昇東京都連委員長
東京土建総合5カ年計画2年目ということで、相当大きな荷があると思っています。国・産業がやってきたことを棚に上げて若い人が入ってこない。日建連の長期ビジョンのなかで、10年後には90万人、自分たちが努力しても若い人・技能者が足りないといっているなかで、東京土建が総合5カ年計画をつくり、今の情勢をとらえ、運動をつくるという提案に建設業界をけん引していく力強さがあると思っています。
現場の私たち自身が情勢をとらえて、なおかつ組合の組織力をもって、この業界をわれわれが変えていく。変革ではなくつくるという時代になると思います。5カ年計画の2年目、全建総連、東京都連をけん引するような大会となるようご祈念してあいさつとします。
共同の取り組み強化
森田稔東京地評議長
3年連続で組織実増を成しとげた東京土建のみなさんに敬意を表します。この巨大な会場の300倍の方がたを組合員としてもっている、東京土建に支えられて東京地評があるのだろうと思います。
今年こそ共同の取り組みを強めなくてはいけないと痛感しています。その中でも戦争法を廃止させる取り組みが一番です。これから大きなたたかいが始まります。引きつづき東京土建の皆さんと一緒にさまざまな取り組みを達成していく、そのため皆さんの力を期待して連帯のあいさつとします。
悪政阻止に力合せ
荻原淳東京自治労連委員長
安倍政権は戦争法の具体化に踏み出しました。日本を戦争する国に変え、国民を危険にさらすことは許されません。戦前、自治体労働者は住民に赤紙を届けた痛苦の経験を反省し二度と赤紙を配らないと決意したたかってきました。皆さんは戦争のための建設工事はしない、この決意で戦争反対、憲法擁護をかかげたたかっています。労働者・国民の命と暮らしを守るため力を合せましょう。戦争法廃止、立憲主義回復を実現するため共同の運動を大きく広げていきましょう。原発再稼動や辺野古新基地建設、TPP参加、消費税10%など、国民犠牲の悪政をやめさせましょう。
中村正雄建設埼玉副委員長=全建総連の傘下のもと、めざすところは一緒です。組合員一人ひとりのために活動していくわけですので、これを機にこれからもお互いいい意味で刺激しあいながら、切磋琢磨していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いしたます。
右京勝盛岡建設労働組合組合長=震災の地は5年目を迎えても宅地は高台移転ということで高いところでは10数メーターの盛り土をさかんにやっています。これから本格的な住宅の建築が始まろうとしています。当地では職人不足が一番問題になっています。東京土建の協力を切に願っています。3月6日に目黒支部の皆さんに気仙の組合長の上棟式の応援していただきました。ありがとうございました。
井上朋行山形県建設労働組合連合会書記長=東北・北海道の仲間として、皆さんの震災に対する支援にお礼をのべさせていただきます。これからも前を向いてがんばりますのでご支援、ご協力をよろしくお願いします。諸要求に対して私たちも精一杯がんばります。力を合わせて全建総連を一生懸命支えて行きたいと思います。微力ながら山形も東京土建のまねをさせていただき、がんばります。
佐藤均田川建設労働組合委員長=2002年に東京土建と親しくさせていただき、この間、田川の県外の就労者、昔の言葉で出稼ぎ労働者のことですが、賃金の不払い問題、労働問題、労働条件などたいへんお世話になっています。東京土建の住宅デーを毎年見させていただき、たいへん勉強になっています。まだまだきびしい時代ですが、明るい未来があることを信じ、ともにがんばりましょう。
才田信行埼玉土建一般労働組合副委員長=資本従事者の会が結成され、大手現場を中心としたたたかいが提起されました。建設アスベスト訴訟は一大訴訟になっています。この訴訟も東京土建が提起し、首都圏の組合が協力しています。そういう意味で、この10年間、首都圏の組合は非常に密接に連携してたたかっています。これからも東京土建が果たす役割は大きくなると考えています。
河野貴志千葉土建一般労働組合副委員長=建設アスベスト京都地裁の勝利判決、高浜原発を止めさせる判決と動きが変わってきています。運動がシールズなど若い世代につながりました。その中心にいたのが東京土建の皆さんです。千葉土建も3年連続実増しています。皆さんの背中を追いながら、安倍政治の暴走を房総半島から止めていく覚悟で、千葉土建も1年間がんばります。
石渡暉之神奈川土建一般労働組合委員長=神奈川土建は春の拡大月間を取り組んでおり、次期大会までに増勢したいとがんばっています。震災・オリンピック需要で大手ゼネコンは増収・増益ですが、賃金がきちんと払われているか、建設職人・労働者のルールを検証し、賃金引き上げにつなげます。アスベスト200万署名、戦争法廃止2000万署名、消費税10%阻止を何としてもやっていきます。
二方節男神奈川県建設労働組合連合会副会長=組織拡大で大きな前進をかちとっている東京土建のご奮闘に敬意を表します。私たち神建連も春の拡大月間の真最中です。3月10日時点で1500人を積み上げ、4月15日までには3900人の仲間を迎えようと奮闘しています。神建連は東京土建の仲間の皆さんとともに、建設職人の命と健康、営業を守る運動を引きつづき発展させていきます。
大久保寿之全京都建築労働組合書記次長=1月29日に建設アスベスト訴訟京都地裁判決があり、国の責任を四たび認め、初めて企業の責任を認めました。これは全国の仲間の57万筆の署名と原告、すべてのアスベスト被害者救済のために先陣を切ってたたかった仲間の力です。
東京土建のリカコが国交省の登録をうけました。東京土建の奮闘が私たちを大きく励ましています。
木村正熊本県建築労働組合委員長=1947年1月に70人の先輩たちが立ち上がって結成されたときいています。69年を経て11万人を越える組織になったということで本当にすごいと思っています。熊建労は、組合員数は少ないですが、県下最大の労働組合としていろいろな要求運動をがんばっています。一人の力では何もできません。組合に結集し、全国の仲間と一緒にたたかっていきます。
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