○ 住宅デーの相談実る/村山大和まちづくりセンター
施主の丸目さん(左)と中島さん
【村山大和支部まちづくりセンター発】この秋、村山大和支部まちづくりセンターは、砂利採掘跡地の地盤沈下にともなう家の傾き改修工事とバリアフリーリフォーム工事を施工しました。
施主の丸目さんは、30数年前に武蔵村山市大南地域に新築の建売物件を購入したのですが、購入後数年で家が傾きはじめ、傾きは年を追うほどひどくなっていきました。いろいろな工務店や業者に「家の傾きを直せないか」と相談をしましたが、満足いく結果が得られず、ご本人の体調も崩してしまうほどになっていたようです。
2015年6月に武蔵村山市大南公園で開催された「住宅デー」で改修工事の相談をすがる思いでしたところ、支部まちづくりセンター会員の(株)魁建設の一級建築士の中島さんが対応することになりました。
中島さんは最初、丸目さん宅の現地調査にうかがった時の状況を「これはすごい。やりきれるかな?」と思ったほどで、計測をしたところ、家の中で一番高い地点を0として、沈下の最深部は27センチありました。キッチンのガス台などは、れんがを台座の下に入れないと鍋がかけられないほど。奥様が体調を崩していたこともあり、バリアフリーの改修も、武蔵村山市の「高齢者自立支援住宅改修費給付事業」も活用し、生活導線を考えたフルリフォームを行ない、見違えるようになりました。
施主の丸目さんは、リフォーム完了引き渡しを受けたあとは、とても快適に生活をしているそうで、工事については大変満足していて、感謝しているとのこと。一つ残念なのは、今体調を崩して入院している奥さんに見違えた家を、まだ見てもらっていなことだそうです。
また、工事を行なった魁建設・中島さんも、「今まで経験したことがない工事。でも、施主の丸目さんの要望をききながら、リフォームができてよろこんでもらえたことは励みになるし、難工事をやり切れたことは自信になります」と語っていました。
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