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○  分会こそが東京土建の屋台骨

 地域で東京土建を代表するのは分会です。住宅デーはもちろん、地域のイベントで欠かせない存在です。また仲間をふやす運動=拡大運動でも分会の活動がカギです。「明るく、楽しく、元気よく」活動する分会を紹介します。

イヤなことあってもここにくれば楽しい/中野のがた

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組合の話題も身近なものに、のがた分会の執行委員会は
笑顔が絶えません

 【中野・内装・柳本建二郎通信員】中野支部のがた分会の基本コンセプトは「家でテレビを見ているよりもおもしろい分会にしよう。現場や家でいやなことがあっても、ここにくれば楽しいと思える空間を作ろう」という分会作りを心がけることです。
 私は青年部時代、青年部の活動はしていましたが、分会には出ていませんでした。組合費も群長さんの家に持っていっていました。そんな不良組合員の自分がいろいろあって、分会の役員になることになりました。
 分会の会議に出てみると、まぁつまらない。支部執行委員会の議案を皆で読み合わすという「謎」の会議。分会の行事もお決まりで、「どうせ、やってもいつものメンバーだけしか集まらない」という雰囲気におおわれていました。
 せっかく組合に出てるのに、これではおもしろくない。そして自分も分会の役員になったからには少しヤル気出して取り組もうと決意しました。

新聞づくりと人さがし

 まずは分会新聞作りを引きつぎました。引きついだ当時、すでに299号を出している老舗の伝統ある分会新聞でした。しかし伝統は気にせず、くだらない、しかし楽しい、読まれる紙面作りを心がけ、新聞を作ってきました。
 次に若い人、同世代を探しました。まずは一人見つけました。今、分会長の門脇さん。中野支部PALの会長でもあります。昔っからの(地元の)野方民で、親父さんも組合員というサラブレッド。その後、毎年一人を目標に、後継者世代の若い人を群会議で探して声をかけ、こちら側に引きずりこむという工作を続けてきました。中には逃げていく人や地元に帰ってしまう人もいました。なかなか簡単には進みませんでした。
 役員をやる人が「こちら側」です。組合費を払うだけで、あまり組合活動に参加しない人が「あちら側」。では真ん中にある川をどうやって渡すのか。分会新聞を読んで分会のことが気になり出したら、川は渡りやすくなると思います。昔からやっている役員さんよりも若い世代が役員になり、一生懸命がんばっているのを見てもらえれば、自分も少しは…と思ってもらえるのでは?という考えです。

「やらされてる」でなく
現状維持では後退ばかり


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住宅デーで活躍するまだ10代の岩下輝さん

 分会の重鎮の組合員さんも若い世代に協力してくれるようになりました。まず、分会の会議の進行では必ず笑いを作り出しています。組合の話題も身近な問題として自分に引き寄せて考えると、興味が持て理解しやすいと思います。
 そして住宅デーの取り組み。以前は、支部から「やれといわれてるからやっている感」が満載でした。自分たちで企画して参加者を集め工作もがんばってスタッフも集めてと…今年の住宅デーは、反省会で反省が出ないほど成功を納めました。
 今年からは拡大のやり方も少し変えました。職人さん発見紹介キャンペーンということで、もう拡大という言葉は使わないで「紹介」と。紹介者1人につき1ポイントを進呈し、累積ポイントに対し景品獲得…と、目先を変えてみることで新しい参加者の結集をねらいました。組合用語は危険と思います。あちら側には届かない言葉がたくさんあることに、こちら側にずっといると気づかないのです。
 昔の偉い人はいいました。「破壊なくして創造なし」(橋本真也)、「現状維持では後退するばかりである」(ウォルト・ディズニー)。せっかく組合に出るのだから、いろいろやっていった方がおもしろいですよね。自主的にやる行動に変えて、楽しんでやる分会がのがた分会です。


20代4人を役員登用
ベテランも若返りに大賛成/多摩西部拝島東1

 多摩西部支部は秋の拡大月間で拡大目標のほかに、次年度にむけて分会四役以上の新役員登用も目標としました。お話いただいた鴫原栄司分会長が所属する拝島東1分会では、月間中に4人の新役員登用(内定)ができました。

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左から壹岐さん、小泉さん、平沢さん、新井さん

 【多摩西部・内装・鴫原栄司さん談】今回の4人の登用は明るい分会にしていこうということで決めました。影で支えてくれる今のベテランの分会四役は倒れるまでいてくれるそうですので、心強く思っています。また活動を活性化させるため、群の再編も考えていきたいと思っています。
 実際の人選にあたっては、私のいる会社の中のいくつかのチームの中から、役につけそうな仲間を、適材適所ということも考えてきました。四役の任務分担は12月中に分会で慰労会があり、そこで顔合わせしてから決めていきますが、それぞれの性格はよくわかっているので、おおよそ私なりに考えています。
 4人を紹介します。独身でパチンコが好きな壹岐俊和さん、子どもさんが2人いて国保料を下げてほしいと願っている小泉勇也さん、アルコールが大好きで婚活にエントリーした平沢龍矢さん、野球が大好きで組合でスポーツ大会をやってみたいと考えている新井草太さんです。
 一番若いのが平沢さんで21歳、他の3人は28~29歳です。みんな内装工で組合の労災保険に加入しています。4人は私の呼びかけに応えてくれて、昨年の4月に組合に加入しました。壹岐さんは再加入ですが、他の3人は新規加入です。組合活動を始めて間もないのですが、今の四役と助け合って、それぞれの役をこなしてもらえたらと思っています。
 実は自分も分会長1年目で新人です。それに来年度、1つの群のみで分会四役を出していくことになるので、不安はあります。しかし、長期にわたり分会を支えてくれた現在の四役を安心させるためには、分会役員の若返りが必要だと思っていました。
 そのため、4人の登用となったのですが、今の四役の皆さんもこの提案に賛成してくれました。
 私は住宅デーでも焼きそばを焼いたり、何でも手を出してしまうほうですが、これからは新しい4人を見守って活動していきます。


「仲間になろうよ」
小平世代交流パーティー

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会話も弾みました

 【小平・書記・高倉一歩通信員】小平支部では、11月7日、東大和市「空龍」で後継者対策部主催の「世代交流パーティー絆」を30歳から55歳までの組合員等32人の参加で開催しました。そのうち支部行事に初めて参加した方は5人、東村山支部との再編を踏まえ、交流を深めようと東村山支部の飛田書記長をはじめ3人が参加しました。
 「世代交流パーティー絆」は、「せっかく同じ組合に加入しているのだから仲間になろうよ」をコンセプトに、30代、40代といった若い世代の組合員のつながりを強めようと2年前に企画し、今回が2回目となります。
 会場は、仕事の交流や対話のしやすさを考慮し、業種別にテーブルを大きく4つに分けて設定。後継者対策部員の城戸翔平さんの司会で進行し、仕事のことなどテーブルごとに会話が弾みました。終盤はクオカード争奪大ビンゴ大会で盛り上がりました。

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