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区の賃金調査に道筋
学校新築現場で建退共説明

請願採択をうけさっそく１１月３０日に
建退共説明会を行なった

　【豊島・書記・村田勝利通信員】豊島支部では、９月１８日開会の第３回定例区議会に、「設計労務単価引き上げを受けた建設労働者の適正賃金確保と、現場従事者・一人親方の老後保障のための建設業退職金制度（建退共）の普及を求める請願」を、豊島区議会の全会派より紹介議員としての署名を得て提出。請願項目は、公共工事現場で働く労働者の賃金水準改善のために労務単価の周知や現場賃金調査の実施や建退共の普及、「担い手三法」改正を受け、予定価格の適正な設定や事後公表、適正工期設など入札発注制度の改善などです。
　１０月５日、請願が付託された総務委員会審議の冒頭、廣瀬委員長が意見陳述をのべ、議員から請願者、理事者への質疑ののち、全会派一致で採択しました。
　採択決定通知を受け取り、豊島区契約課秋山課長と再度の懇談を行ない、手始めとして、現場での建退共説明会の開催を合意。豊島区の主導、調整により、１１月３０日に池袋本町中小連携学校新築工事現場（元請は戸田建設）の休憩所で実施しました。
　当日は秋山課長、廣瀬委員長も出席し、建退共制度の説明をし、理解と利用を呼びかけました。休み時間を利用しての説明会でしたが、６０人以上の現場従事者が、熱心に説明をききました。