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○ 声をあげてもらった 法定福利費を確保した仲間

【元請名・下請次数
 ◇清水・2次「2次数社で一緒に1次要請し、労務費の17%で法定福利費を支払ってもらえるようになった」
 ◆鹿島・1次「組合版の標準見積書を使用。単独で交渉し認められた」
 ◇前田建設・1次「専門工事業団体の作った標準見積書を使用してもらっている」
 ◆大成・2次「1次に対し、組合版の標準見積書で法定福利費別枠支給の話をした。全額はむずかしいが、労務費(人工)に10%プラスすることで合意、昨年4月から入金」
 ◇清水・1次「東京土建の法定福利費算出シートを用いて法定福利費を計算し標準見積書を提出、全額支給された。2次以下にも、算出シートを渡し、法定福利費を計上するよう指導している」
 ◆鹿島道路・1次「元請から通達があったにもかかわらず請求したら『これは何だ』『仕事もう渡さないぞ』といわれた。組合が間に入ろうとしたところ、直後に元請から『支払います』と連絡」
 ◇ほぼすべてのゼネコン(事例は鹿島)・2次「2014年より元請企業数社から、社会保険加入の指導があった。社会保険適用するには、法定福利費を請求しないと経営が成り立たない、と1次業者に2014年12月に文書で法定福利費を上乗せすると通知。すべての1次業者より、すんなりOKがもらえた。ただし、施工中の現場は法定福利費の請求はできず、14年12月以降。見積りを出す工事は、日給×15.38%をかけて、人工に含めて見積り、請求している。たまに、端数分カットされるが、基本的に法定福利費分はもらえている。もらえたことで15年1月以降、順次社員を社会保険加入させた。ただし下請数社は社会保険未加入。大成からは16年4月から現場に入れないと通知があり、下請に社保加入し請求するよう指導している」
 ◆大林・2次「1次と大林と交渉しもらえた。基本的にいわないともらえない」
 ◇竹中・2次「労務費15.1%を確保。1月1日から賃金を上げていく」
 ◆スーパー5社・2次「人工単価3000円の引き上げを1次に直談判し2000円アップをかちとる」

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