青年部被災地見学も
瀬田港支部大島分会長から説明を受ける参加者
【多摩西部・書記・小笠原一樹記】11月21日から23日に多摩西ブロック青年部16人で大島へ訪れました。この企画は、昨年の視察を経て2年越しのもので、訪問の意義は、現地から「直接的な復興活動でなく、大勢で訪れ大島のよさを伝えてほしい」との要望を受け、大島の魅力をアピールすることとしました。
現地では『C級グルメ大会への参加』『火山博物館での被災学習』『港支部大島分会瀬田分会長の現地案内と被災説明』『仲間との交流』を行ないました。参加した各支部の感想を抜粋します。
地元土木業者の施工で安心
【府中国立・内装・三浦康廣青年部員】瀬田分会長のていねいな説明で被災地の復興度合や当時の状況が非常にわかりました。復旧工事を地元の土木業者が施工していることも安心感がありました。
崩れた斜面にはヘリで植物の種を混ぜた土を散布して2次災害を減らす取り組みもしているとのことでした。1日も早い復興を願います。
失っても笑顔の居酒屋さん
【西多摩・左官・山口亮祐青年部長】夜に立ち寄った居酒屋は夫婦で経営している感じのよいお店でした。夫婦は、2年前に全財産を使いダーツバーを開店したが2カ月後に被災してしまったとのことでした。すべてを失った夫婦はゼロから居酒屋をやり直したとの話をきき、笑顔の素敵な夫婦が営む居酒屋さんがある大島に一人でも多く訪れることも、われわれにできる復興支援なのだと思いました。
防災工事進み川が大幅拡幅
【多摩西部・大工・小椋章正青年部長】現地では慰霊碑に手を合わせることから旅はスタートしました。昨年と比較して感じたことは、土砂で崩れむき出しだった斜面に植物が生えていたことと川(沢)が大幅に拡幅されていたことです。確実に防災につながる工事を続けていたのだと感じました。C級グルメ大会の出し物も一風変わった料理でしたがどれも非常においしく、全国に告知する価値のあるイベントでした。
命奪われた現場で復興願う
【小金井国分寺・造園・西澤栄一青年部長】台風26号の土砂災害から2年。普段はチョロチョロとしか流れていない沢が当日は濁流となり、36人の命を奪い現在も3人が行方不明なのだとしりました。
ふと、以前に訪れた東北の被災地を思い出し、私達が訪れることで少しでも復興が進んでくれればと願いました。