まず内容を知って各支部の取り組み確信に
憲法と脱原発学習交流集会
支部のさまざまな憲法擁護・
脱原発への取り組みを交流
【本部・根釜勝記】8月21日、けんせつプラザ東京で憲法と脱原発学習交流集会を開催しました。
平和・憲法の支部報告では足立が「戦争はいやだ」の一点で区内諸団体と取り組み、世田谷は区内主要労組で9月に区民集会、日野は7月に900人のピースパレードを開催したこと。
脱原発では調布が福島支援の取り組み、目黒は500回をこえた10年続けたピースウォークと官邸前行動、東村山の被災地支援バスツアーでは「決してこのままでは終らない」という被災者の強い意志に勇気づけられたと報告がありました。
「戦争法案と原発再稼動反対のたたかい」と題した海渡弁護士の講演では、脱原発も戦争法案も「まず内容をしること、被災者、戦争犠牲者への情、安倍政権の無法を止められると確信をもつ」、これらの結合で必ず止められると締めくくりました。28支部76人の参加でした。
平和願い盆踊り
市の後援も取りつけ/小金井国分寺
課題をのりこえ実現した小金井平和盆踊り
【小金井国分寺・書記・永井浩通信員】8月21日~22日に小金井市営グラウンドで小金井平和盆踊り大会が行なわれ、両日1000人を超える参加者でにぎわいました。
小金井平和盆踊りは、いま問題となっている集団的自衛権をアメリカが行使し泥沼化したベトナム戦争に反対し、45年前、市民交流と親睦の場として始まりました。
今回、盆踊り大会を開催するにあたって2つの課題を克服する必要がありました。
一つは、中心となっていた団体が不参加となり組織的、財政的にも盆踊り大会の開催が危ぶまれたこと。
もう一つは、小金井市の後援をめぐって問題が生じたことです。となりの国分寺市で市民まつりへの出店拒否が行なわれたように、チラシの文言をめぐり後援が認められない見解が当初あったことです。参加団体を広げ、何とか財政的課題をクリアし、市の後援も取りつけました。
何よりも、戦争法案をめぐり緊迫した情勢にあるなか、戦後70年の節目の年に平和の取り組みを中止にしてはいけないという思いから成功させることができました。
実行委員長には、地区労議長をつとめる飯塚小金井国分寺支部書記長があたりました。
支部からは厚生文化部、長楽の会(シニア)、青年部が出店しました。
廃案へ決起集会
殺し殺される国にはさせぬ/板橋
14回目の総がかり行動で「戦争させない」と
声をあげる東京土建の仲間たち
【板橋・書記・武田栄一通信員】板橋支部は8月4日に「ストップ戦争法案決起集会」を板橋区立文化会館で100人を超える参加者で開催しました。講師は、柳澤協二(元内閣官房副長官補・NPO法人国際地政学研究所理事長)さん。
柳澤さんは「この法案は、自衛隊が平時から有事に切れ目なく拡大していくアメリカの軍事行動についていき、アフガン・イラク戦争で後方支援をし、その後の治安維持にも参加できるようにするということ」と説明しました。
また日本の「専守防衛」が変わり、他の国の軍隊と同様に武器が有事でなく平時からも使えるようになること、「後方支援については「武力行使そのもの」であると解説しました。
国会質疑で安倍首相は「私は一般的に海外派兵はしない」などとのべているが、安倍首相の主観でなく、この法律では政策判断でいろいろできるようになるのが大きな問題点であるとし、「海外で殺し殺される国になってしまう」法律であり、来年の参議院選挙では「お灸をすえよう」と呼びかけました。
参加者からは「安保法制の何が問題か、やさしく教えていただいた」(舟渡高島分会)、「今の平和を守り、次の代に渡したい」(中央分会)などの感想が寄せられました。
集会は戦争法案廃案めざし「団結がんばろう」を参加者全員で行ない、閉会しました。
2300人で安倍退陣
核輸送もOK法案は許さない
「戦争法案を絶対に廃案に追い込む」「安倍政権を退陣させる」と、8月20日に14回目となる毎週木曜日の「戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会」主催の国会前集会が衆議院第二議員会館前で開催され2300人(東京土建から79人)が参加しました。
集会は、広田一(民主)、倉林明子(共産)、吉川元(社民)の各国会議員がかけつけ、広田議員が「法案は核兵器も輸送可能、政府は非核3原則があり想定外としているが、違憲の集団的自衛権行使を閣議決定する政府は信じられぬ」とのべ、全議員が廃案へ全力つくすとあいさつ。
スピーチでは、日本体育大学教授の清水雅彦さんが、積極的平和主義の本来の意味は、戦争しないだけではなく、貧困や差別をもなくすこと、安倍首相のそれは積極的戦争主義だと批判し、全世界に平和的生存権を実現しようとのべました。
行動提起では8月30日の「8・30国会10万人行動、全国100万人行動」では、国会と霞が関を人でうめつくそうと訴え、雨がふるなか力強くコールしました。