分会が事業所に働きかけ
町田南は若手役員がけん引/町田・尾花慎司組織部長
左から町田南分会の平田組織部長、木下書記長、
長谷川分会長、新野副分会長
町田支部の春の拡大月間の特徴は、事業所からの加入が多いものでしたが(111人中、およそ70人、約63%)、例年とちがい、分会からの働きかけによる加入が多数あり、111人中、分会成果が83人、事業所・直属は28人とけん著で、全8分会行動日数累計は83回、行動参加者累計1071人の到達は「人とのつながり」という前進が確かにあり、組織強化がすすんだことを展望できるものでした。
特徴的なのが組織人数233人、町田の南、神奈川県境にある町田南分会で、組合内事業所に目を向け、対話をすすめ、成果につなげました。
拡大行動の先頭にいたのは長谷川誠分会長(46歳・ブロック)、木下聡書記長(49歳・塗装)、平田泰之組織部長(46歳・左官)、新野巧副分会長(31歳・足場)のいずれも若い4人の役員でした。
特徴と成果は、つねに訪問を心がけ、地域にあるすべての事業所をまわりきり、分析をし、次に当たれる可能性のある事業所は記録して再訪問。木下書記長の旗振りで、拡大行動を計画的に行ない、訪問した際に、スムーズに相手の携帯電話や名刺などを取得し次につなげました。
木下書記長が法人事業主のためマイナンバー制度に敏感で、事業所訪問時に書記の説明が必要な場合はすぐに呼び、一緒に説明し、その後も書記任せにしませんでした。
組合内事業所を訪問する際には、役員のにない手も探し、組織的つながりを強めました。また、仲間から出される組織的な問題(群会議への出席など)も同時に解決するようにすすめ、仲間の信頼を得ました。
やりきる構えで前向き発言
町田南分会の行動が他分会にも影響していきました。月間の中盤5月12日に支部拡大推進委員会を開催し、そこで町田南のしっかりした内容と結果、分析まで書かれた行動報告書を読んだ他分会の書記長が「この報告を見て、うちの行動が恥ずかしい」ともらしました。推進委員会ではどの分会も「拡大月間をやりきる」かまえで発言し、ひとつもマイナスの意見は出ませんでした。これは、さまざまな役員の力と町田南の積極的な行動によるもので、そして、やりきました。
よりよい組合(支部)であれば、加入する人も自然にふえ、脱退防止にもつながります。よい支部と認識を持ち、「組合はオレの組合」「町田支部はオレの支部」と全員が思ってもらえるよう取り組みをすすめています。特に組織、後継者対策部が先頭にたち、着実にこれからの組合の基礎を築いていきます。
主体的に相談会や交流会
仕事確保し仲間と助け合う/北・渡辺勝二委員長
北支部では組合の機関会議の他に、定例の「何でも相談会」「交流会」「仲間作りの会」など各分会が主体的に行なう仲間が顔を合わせ対話する機会があります。
この中で仕事確保に結びつけているのが神東分会の今年4年目の「住宅なんでも相談会」です。毎月第4土曜日に主婦の会が炊き出しで参加者をなごませ、住宅相談アンケートや平和や消費税の運動などでも対話。そして「リフォームアンケート用紙」に記入をしてもらいます。このくり返しで少しずつ仕事が入り、昨年12月に合見積りの上200万円以上のリフォーム工事を請けました。
仕事は分会組合員ですべて対応、この取り組みは、まさに「拡大」「仕事確保」「後継者世代定着」「群とのつながり」など、あらゆる運動の立脚点になっています。
また、交流会を毎月第2金曜日に行なっている北東分会は「地元の仕事は地元の組合員で」という意識が高まり、仲間たちが仕事を回すなど助け合うようになりました。
「地元の仕事はわれわれの仲間で」を進めるため、相談会や交流会でも、仲間同士で助け合う協力者を全世代でふやしていきます。