建設業ではたらく仲間をサポート

東京建築カレッジ２１期生の募集開始

大工だけでなく各職の実習も行ないます（塗装の実習）

　【建築カレッジ・吉川新吾記】東京建築カレッジの第２１期生（来年４月入学）募集活動が本格的に始まりました。建築カレッジは東京土建が設立・運営し、厚生労働省と都の認可を受けた職業訓練校です。建築スペシャリストをめざす仲間が励ましあい、働きながら建築の全工程を２年間学びます。
　授業は金曜、土曜の週２日が基本です。実技は、木造軸組み工法を中心に学びます。手刻みの基礎を習得した技能者はリフォームをはじめさまざまな仕事で応用がきくと期待されています。また、型枠・鉄筋、左官、水道設備、タイル、内装・クロス、板金、塗装など各職の基本も、第一線のプロから教わります。
　いっぽう、座学は、構造力学、建築史、建築法規、製図、ＣＡＤ設計、持続可能な地球環境に貢献する建築のあり方まで、幅広く学びます。そのほか、「飯能・秩父研修」（１年時）、「林業実習」（２年時）、「奈良研修」（同）など特別授業もあります。
　カレッジを卒業すると「技能士補」に。同時に２級建築士、木造建築士の受験資格が得られます。卒業後の実務経験３年で１級建築士も受験できます。資料請求・お問い合わせは、東京土建技術研修センター、電話５９５０‐１７７１（または、東京建築カレッジのウェブサイトへ）。