消費税分まで値切れという
【全京都建築労働組合・杉原信男さん】左官業をやっていて、職人を5人抱えています。単価は全然上がっていません。私のところは2次下請ですが、法定福利費を別枠にして請求しても、まったく取り合ってくれませんし、業者は他にもいるからという返答です。上がるどころか、消費税分も値切られそうになります。
職人は皆60代で、若い人を育てるにも単価が安すぎます。何よりも単価を上げてくれといいたい。私たちが声を上げなければいけません。
京都の宇治市では役所に対して直接行動をすることで融資や耐震助成を前進させました。
早く帰り子の顔を見たいが
【長野県建設労連・大工・松澤徹行さん】住宅メーカーの下請の職人です。
4人の子どもの顔を早くみたいですが、仕事は空かないが、夜7時、8時まで働かないとお金になりません。設計労務単価があがった実感?、全然わかないですね。元請だけもうかるのではなく、下で働く私たちにもちゃんとまわしてほしいし、そのしくみを作ってほしい。
建設業はお客さんがよろこんでくれる仕事ですが、今のままでは子どもにやらせたいとは思えません。できれば、1日2万円、せめて1日1万5千円あれば、私もやる気がでます。
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