仕事おこしにつなげる/杉並
「取付完了です」(杉並支部の角田幸司さん)
【杉並・書記・藤澤拡海記】首都直下地震についての最新報告で重要なポイントとしてあげられたのが「電気関係の火災対策」です。電気復旧時にブレーカーを落としていないと発生する「通電火災」には、設定値以上の地震発生時に自動的に電気の供給を強制的に遮断する「感震ブレーカー」の設置が有効です。
杉並支部では昨年からこの「感震ブレーカー」の地域ボランティア活動を実施。この取り組みは、地域住民とのつながりを強め、東京土建をPRしながら仕事の掘りおこしを進めていくもので、16業者の協力で、現在までに40件の取りつけが完了しています。訪問宅では住まいの簡単な点検を行ない「住まいの相談は東京土建へ」の宣伝も忘れずに行なっています。
この取り組みからカーペットの貼り替えなど4件の住宅相談もいただいています。申し込まれた方から「テレビで見てしっていたが、どうしたらいいのかわからず困っていたのでありがたかった」「職人さんがすぐ来てくれ家のことも相談にのってもらった」という声をいただきました。
第38回住宅デーでも同ボランティアに取り組んでいますが、住民の関心や認知度がまだ低いことから申込件数は少ない状況です。チラシ配布だけではなく地域団体とも協力して宣伝を広げ、実績をつくりながら杉並区へも働きかけて「家具転倒防止」「火災警報器」に続く助成制度を求めて、仲間の仕事確保と安心・安全なまちづくりの運動を展開していきます。