東京土建は仕事おこしなどを目的に6月7日・14日を中心に住宅デーを開催、7日は快晴、14日は心配された雨も朝にはやみ、会場は多くの来場者でにぎわいました。また、議員や自治体の長なども訪れ、地域で東京土建が果たす役割に期待をのべています。
待つ間もあきさせず
好評花のアレンジ/江戸川・事業所南
江戸川・事業所南の女性の会がうまく作るコツを指導
【江戸川・ガス工事・高田智子通信員】私の所属している分会は事業所南分会です。
6月7日に1400世帯のマンションの広場を借り、住宅デーを開催しました。毎年100人以上の住民のかたがたが包丁研ぎを楽しみに来てくれます。5年前からは包丁研ぎが終るまでの間、フラワーアレンジメントの体験コーナーを作りました。
コーナーでは、女性の会の分会役員さんが中心になり、きれいに作るコツを教えたり、東京土建の説明をしたりと地域のかたがたとの交流の場所になっています。
マンションの自治会からは、住宅デー用にテントを貸していただき、終了後には自治会長さんから「来年はマンションリフォーム相談をくわしくやってほしい」との声をかけていただきました。
このように毎年続けることで、地域と信頼を深め、つながってきたように思います。
三鷹市長が初来場
防災協定に前向き発言/三鷹武蔵野・北野
三鷹武蔵野・北野を訪れた清原三鷹市長
(前列右から3番目)と主婦の会のみなさん
【三鷹武蔵野・書記・中宿稔通信員】6月14日、合併後初の住宅デーを三鷹・武蔵野地域15会場で開催。
例年武蔵野市長は住宅デーに視察に来ていたこともあり、実行委員会で市長選後に三鷹市長への申し入れを確認し、選挙後に、合併後はじめての住宅デーにぜひ視察にと申し入れ、視察が決定。
視察先の北野分会は、いつも盛大に行なっている分会ですが、準備段階から当日の受け入れ態勢も気合十分。会場では、住宅相談・包丁研ぎ・まな板削りの奉仕活動に加え、木工教室・モザイクタイル、餅つきにお赤飯など、多彩に行なっている元気な会場。
10時に清原三鷹市長が会場に現れると、市長は会場を回り、組合員や主婦の会の人たちに「ご苦労さま、盛大なイベントですね」と声をかけていました。また、分会からの防災協定の話に市長は「ナマズの取り組みもすすめないといけませんね」と、前向きな回答をされました。
武蔵野市の邑上市長も例年同様、中町分会の視察に訪れました。
めだつ親子づれ
1日楽しめる催しに/江東・大島
【江東・左官・寺内博通信員】6月7日大島分会は子安児童公園で行なった第38回住宅デーを来場者が楽しく1日を過ごせるように盛りだくさんの内容を用意しました。
今年めだったことは、子どもたちと若い家族づれの来場者が多かったことです。
子ども木工教室(丸太切り)に24人、水ヨーヨー40個、ゲーム40個、焼きそば140個、ビール80本、フランクフルト100本、ジュース100本、包丁研ぎ、まな板削り、住宅相談(テレビ転倒防止、家具転倒防止)の2件の相談がありました。
木工教室で初めてののこぎりに、ぎこちない姿の子どもたちが多かったのですが、やってみて「楽しかったよ。来年もお願いします」といわれ、とてもうれしかったです。
組合員30人の参加者と来場者100人、子ども40人での開催となりました。
来場者ふやす
みどり農園と共催し/多摩西部・拝島東1
住宅相談にのる多摩西部・拝島東1の
竹下財政部長(右端)
【多摩西部・建築・白倉和行通信員】6月7日、私は新しい試みでのぞむ拝島東第一分会の会場に訪れた。
まず驚いたのは、開場を待つ人が並んでいるのだ。以前は昭島駅前の青梅信金前で行なっていたが、スーパー移転により来場者が激減。おりしもたびたび包丁研ぎに訪れていた青梅信金OBで現昭島みどり農園の指田さんに一緒に販売所のとなりでやりませんかと声をかけてもらい、指田さんも福島の農家を応援しているので、集客がふえるのはよいことと語っていた。
「東京土建の活動を理解してくれる人でよかった」と竹下財政部長、「この試みを拡大や後継者対策につなげていきたい」と焼きそばを作りながら明るく笑って話してくれた鴫原新分会長。拝島東一分会のように地域と新しい取り組みを行なう分会が今後ふえることを期待したい。
目を引く新看板
宮崎新分会長が作成/清瀬久留米・松竹
【清瀬久留米・電気・尾芦富雄通信員】松竹分会住宅デーは5月31日地元の竹丘公園で開催。天気予報が雨だったので、ブルーシートで縮小してやると決めていました。
ところが当日は、よい天気で暑いくらいでした。組合員参加者は16人でシート敷きやテント張り会場の設営中、宮崎達夫新分会長が自分の車から「みんなの住宅デー」と書いた看板を出してきました。夜遅くまでかかって作ってくれたそうです。宮崎新分会長の意気込みを感じます。
来場者100人以上、包丁研ぎ74丁、まな板削り23枚、竹とんぼ作り、特に木工教室は親子づれに大好評。子どもは金づちで釘を打つのが大好きです。できあがったマガジンラックをうれしそうに持って帰りました。
住宅相談は畳工事など3件、「チラシを見てきました」とのことで、相談件数は少なくてもチラシ配りを続けることはとても大切と思いました。
ザリガニ釣りに夢中
教宣部長は紙芝居/板橋・氷川
紙芝居を披露する板橋・氷川の成瀬教宣部長
【板橋・内装・成瀬晃一通信員】前日夜からの雨で心配された6月14日の氷川分会の住宅デー会場の地面はかえってちょうどよいくらいのお湿りで、よいかけ声のなか、会場設営の作業はとどこおりなく終り、無事に開会宣言にいたった。
研ぎ手が毎年減っている包丁研ぎには昨年から導入したベルトサンダーのおかげでスピードアップに成功した。
住宅相談コーナーは派手なのぼりで存在をアピール。お子さまコーナーには定番の催しのほか、初の試みとしてザリガニ釣りを設置し大人までが時間を忘れて無我夢中。フード&ドリンクコーナーは女性スタッフを中心にはなやかな笑顔で人をひきつける。
また、教宣部長みずから客寄せパンダとして挑んだ試み、ギター弾き語りによるムード歌謡ショーでは15曲を熱唱。合間に紙芝居を4幕披露し、大人も楽しめるように落語芝居も加えるなどいたれりつくせりの充実した内容だった。
近所のつながりに心温まる日曜のかぼちゃ公園でした。
住宅相談ていねいに
金魚すくいも定番/町田・緑
【町田・大工・佐藤雄二通信員】町田支部緑分会の住宅デーは6月14日朝9時から準備にかかり、それまで降っていた雨がやみました。
会場は町田市小山町にある街道沿いで、前には郵便局やコンビニと商店が立ち並ぶよい場所にある、トヨタ西東京カローラをお借りして開催しました。
分会からの参加者は30人になり、近年は参加者がふえつづけています。会場となったトヨタは多年に渡りプリウスなどの展示スペースを提供していただいており、住宅デー来場者にポップコーンをふるまうなど、志村店長には感謝するところです。
住宅相談や組合加入相談の来場者には担当役員がていねいに対応しました。いちょうの原木などを製材して低価格で販売した「まな板」はとても使い安く16枚販売し、包丁研ぎは倍増で60丁の注文を汗だくでこなしました。
定番の金魚すくいは人気の一つで、親子づれの来場者が水槽を囲み、大はしゃぎで何度もトライしました。
主婦の会も奮起
世間話から住宅相談/西多摩・青梅6
包丁研ぎとともに輪投げなど新たな取り組みが
【西多摩・瓦・高野初雄通信員】西多摩支部青梅6分会では、6月7日に梅郷5丁目自治会館で住宅デーを開催し、組合員、家族38人と他団体から4人が参加しました。
包丁研ぎとまな板削りを行なう日、そう考えている仲間がほとんどです。地域にも浸透し、今年も包丁研ぎとまな板削りで150件以上、一日中包丁を研いでいたら無理ないのかもしれません。
そこで奮起した主婦の会のお母ちゃん。女友だちの他団体も巻きこみ、バザー、喫茶コーナーや新企画の提案で、会場を盛り上げてくれました。また、子育て世代のお母さんが中心になった7群の駄菓子すくいや輪投げなどの企画は、子どもと同世代のお母さんたちを呼び込みました。
包丁研ぎの依頼に来た近所の奥さんや子どもづれのお母さんを会場に引き止め、世間話のような感じで4件の住宅相談があり、今までの住宅デーから一歩前進した日になりました。
目玉はまわる水車
「来年もくるからね」/日野・日野東
【日野・空調・西村滋雄通信員】6月14日、日野東分会の会場である上落川公園につくとその水車はもうそこにあった。土方茂さんが作った水車だ。そして彼が作った駅舎を支部から持ってきたら、水車は小川の水をポンプであげて、クルクル快調。
この会場でやり始めて二度目、まだ地域になじんでいないのか、なかなか人が集まらない。
けれど組合の仲間は自分の持ち場でがんばっていた。水車は、これからも回していこうと思った。
最初から最後までいた小2の女の子が「来年もくるからね」と帰っていった。心がほっとした。
2倍近くふえた
組合員・家族の参加/調布・富士見
若手が木工教室の指導にあたった調布・富士見
【調布・タイル・佐藤眞理子通信員】6月7日、富士見分会は少しでも多くの集客をねらい、マーケット前にある都営住宅の集会所で開催。
事前に立て看板作りと一部地域の新聞に折り込みチラシを入れました。
分会の一番の売りは木工工作です。シューとかんなをかけるとぎれのない音、熟練の職人の技が光ります。
子どもたちには若手が指導にあたった木工工作が好評で、小学4年生の男子がお手製の本立てを抱えて「こんどはいつやるの」とうれしそうに質問する声がきこえ、そんな光景から、私は住宅デーの持つべき意味や地域交流の大切さをあらためて実感しました。
包丁研ぎ、まな板削りも昨年の2割まし、そして何よりうれしかったのは、組合員・家族の参加が2倍近くふえたことです。達成感と充実感が1日の疲れを吹きとばしてくれました。
「楽しかった」
マイはし作りに子どもたち/豊島・池袋本町
【豊島・塗装・大嶋清子通信員】第38回住宅デーを豊島支部は区内6会場で6月14日に開催しました。
上池袋本町分会は、上池袋さくら公園で組合員29人の参加で行ない、来場者260人がきてくれました。
いつもこの季節になるとチラシを見て、早くから待っていてくれて、うれしいです。
包丁研ぎ64丁、道具箱8個、プランター5個、マイはし作り41本、モザイクタイル8個、万華鏡5個、住宅相談は3件でした。
女性軍の焼きそば54個、フランクフルト50本は午前中に完売。無料のポップコーン、飲み物は追加するほどご近所の方、子どもたちで会場はにぎやかでした。
特にマイはし作りが大好評で、子どもたちにきくと、「楽しかった」と自分で作ったおはしに満足そうな笑顔があふれていました。
防災意識高める
起震車での地震体験/八王子・第4
八王子・第4は起震車で地震体験
【八王子・左官・小林八洲美通信員】寺町のいちょう公園で行なった第4分会住宅デーには、来場者136人、組合員・家族36人が参加しにぎわいました。包丁研ぎ65丁、まな板削り13枚、住宅相談3件受け付け、豚汁、焼きそばなども準備しました。
また、市の防災課からいただいた災害時使用の水でたくアルファ米も用意。午後からは起震車も到着、向井委員長も訪れ、こわごわ乗り込み東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)を体験、防災意識も高める取り組みにも力を入れました。
その他では、毎年恒例の苔玉づくりは20鉢を超えて大好評。子ども向けには毛糸のぼんぼん、竹トンボ、けん玉を企画し大人気でした。
分会再編成して、地域は広くなり、会場探しに四苦八苦でしたが、そこは東京土建の仲間。場所はどこになっても「地域にとけこんだ住宅デーでありたい」との思いがみんなにありました。
飯島棟梁先頭に
熟練のスタッフが木工指導/中野・やくし
【中野・設計・筧豊通信員】6月7日やくし分会の住宅デーを、新井薬師公園で行ないました。
今年の準備は、やくし分会の地域の中野区のおしらせ、中野の広場の掲示板にもれなくポスターを掲示しました。
チラシを地域の皆さんに届くように新聞折り込み、地元の小学校などに申し入れ、万全を期してのぞみました。
子ども木工作は、本立て、フラワーボックスの2種類を用意。指導するスッタフは、熟練ぞろい。
中でも今年72歳になる飯島棟梁。67歳まで現役でしたが、あまり組合活動に積極的に参加しませんでしたが、リタイア前後から病を患い、何回か土建国保の世話になり、その影響か、今では分会のマイスタークラブの会長になっていただき、いろんなイベントに仲間を呼んで参加してくれています。
今日も、朝早くから、子ども木工作に参加してくれました。最近、お孫さんが誕生したそうで、今日はまた違った感慨があったようです。お疲れ様でした。
仲間の参加は30人、来場者数は217人。カンパは3万6265円でした。ありがとうございました。
中橋シスターズ
ヨーヨーをお手伝い/品川・大井
後列右から和花ちゃん、美紅ちゃん
【品川・土木・藤本武明通信員】6月7日、大井分会は区立浜川公園で第38回住宅デーを開催した。
午前10時前だが、万緑の中開場した。「包丁1本お願いします」と元気な声だ。野村千鶴子さん(86歳)、この公園での太極拳・ラジオ体操仲間である。「毎年、ありがとう。包丁研いでもらって助かるよ。来年もくるよ」。斉藤大作さん(82歳)は南大井一丁目から。毎年住宅デーの開催を待っている人たちがいることに逆に元気をもらった。
「あつまれチビッ子、ヨーヨー釣りコーナー」では1群の中橋英二さんの二人のお子さんがお手伝い。美紅ちゃん(11歳)、和花ちゃん(9歳)だ。毎年、チビッ子が集まり盛りあがる。
新しい仲間も2人、16群の梅谷佳成さん、14群の中川有利子さん、品川支部の新たな取り組みである「ナツコ(仲間とつながる交流会)」の参加者確保もできた実りある住宅デーだった。