縄文から昭和まで
大工道具の説明をうける仲間たち
【本部・小野寺悟記】第39回伝統建築技術見学会は、2014年10月に新装オープンした神戸にある竹中大工道具館と世界文化遺産「国宝・姫路城」へ2月15・16日に行ない、技術研修センター理事や講師など25人が参加しました。
竹中大工道具館は、縄文時代から昭和までの木造建築に使った道具の実物や複製を年代順に紹介する展示を行なっています。「現代では実用性のみを追求した道具を使用しているが、昔の道具はその作業するために道具から作ったことが理解できた」(江戸川・津端さん)。常設展では「名工の輝き」「和の伝統美」など7コーナーで大工道具の歴史や技術を紹介しています。
姫路城は、2009年6月から「平成の修理」着工して今年3月竣工を迎えます。姫路市役所の小林工事課長から、工事に至った説明を受けました。
特に印象に残ったのは、瓦のサイズが一枚一枚違うため、全部測って2万枚取りかえたのには驚きました。