現場から賃金運動を
勝野圭司全建総連書記長
東京土建が全建総連の諸運動と組織のけん引車となり奮闘していることにお礼を申しあげます。
若い人が入ってくる建設業界へ、全建総連は行政や業界団体に働きかけを強めてきました。設計労務単価の3年連続引き上げや、「担い手3法」とよばれる建設業改善への政策は、私たちの運動の成果であることを確信しています。また公契約の運動も東京の千代田区、世田谷区はじめ福岡県直方市、兵庫県三木市など全国に広がっています。
町場の仕事を確保していくため、いち早くリフォーム協議会(RECACO)をたちあげた東京土建につづき全建総連も設立します。
しかし、賃金引き上げは野丁場が中心ですが、まだかたよりがあります。私たちの現場からの運動が必要です。さらに、国会では医療保険や労働法制の見直しも審議されますし、安保法制の問題もあります。いっせい地方選挙を要求実現の機会として奮闘していくことが重要です。
全国の先頭に立つ東京土建のいっそうの前進を祈念しあいさつとします。
原点忘れずに運動
伊東昇東京都連委員長
全建総連東京都連の運動の先頭に東京土建のみなさんがつねに立っていただいていることにお礼を申します。とくに2年連続で組織実増をかちとったことは、建設産業が大きく変わろうとしている今、意義深いものです。
建設産業に若い人が入ってこない、高齢者はリタイアしていくという事態に、政府は設計労務単価を大幅に引き上げるなどの手を打っていますが、本当に建設業で働く者の賃金・労働条件を引き上げていくため現場から運動していくことが求められています。東京土建はその運動でも、アスベスト根絶の運動でも全国の先頭に立っています。
平和の上にこそ建設労働者の賃金・労働条件・社会的地位の向上があるという全建総連結成の原点に立ちともにがんばりましょう。
地域の運動の柱
森田稔東京地評議長
昨年の運動を記録したDVDでも組織の若返りが強調されていました。東京地評の青年部協議会大会にも三浦青年部長はじめ東京土建の若者が出席し、活動をいきいきと報告してくれて、本当に心強く思ったところです。
私は昨年9月に東京地評の議長に就任しましたが、公契約運動、憲法を守る取り組みなど、各地域で東京土建が大きな力を発揮し、東京の働く仲間に大きな影響をあたえていることを実感しています。
第68回大会を成功させ、東京の労働運動発展に力をつくされるようお願いします。
公契約を一緒に
荻原淳東京自治労連委員長
地域の労働運動、平和を守る運動の中心をになっている東京土建のみなさんに心から敬意を表するものです。私たち自治体で働く労働者で組織する東京自治労連は公契約条例制定の運動などで一緒に運動を進めてきました。足立区、世田谷区、千代田区とあいついで条例ができ、全国の先頭に立つことができました。
また安倍政権が憲法を改悪して、日本を戦争できる国にしようとしていることに反対して駅頭宣伝もともに行なっています。
大震災から4年、安倍首相は復興は二の次にして秘密保護法、集団的自衛権行使の閣議決定を強行しています。このような平和国家をくつがえすたくらみに、東京土建のみなさんと力をあわせて反対していきます。
> 記事一覧へ戻る